グランプリをモナコで直接観戦したい方への注意点

モナコで行われるグランプリ大会は、F1が始まってから毎年中止などもなく開催されています。ル・マンやインディ500と並ぶ世界三大レースのひとつと言われるほど国をあげた一大イベントになっています。開催期間中に訪れるレース観戦客は、著名人や映画監督など多くのセレブ達に始まり、F1ファンたちが現地で観戦したくなるほどの世界一の華やかさを見せる反面、レースは世界一過酷と言われています。モナコは他のグランプリとは圧倒的に違いがあります。モナコの市街地を封鎖してサーキットを作ります。3.3kmにもなるガードレールに囲まれたコースですが、普段は一般道として使われているところなのです。少しでもミスすると即クラッシュということにもなりかねません。それほどシビアなコースがモナコなのです。

コースごとの観戦ポイントを解説します

モナコのF1グランプリがスタートし、1コーナー目となる通称「サン・デ・ボーデ」は毎年のように接触が発生している場所になります。モナコのコースでは数少ない追い抜くためのポイントと呼ばれています。高低差があり、一気に減速するなど観戦ポイントがあります。モナコの名所とも言われる「フェアモントヘアピン」はF1の中で最も通過速度を落とし半径が小さいので、テレビでよく目にすることが多いコースです。接触するかギリギリの熱戦を見ることができます。なんといっても「トンネル」は最高の見どころです。マシンにはヘッドライトはついていません。視界が悪い所からトンネル出口でいきなり明るくなりドライバーの視界は一瞬真っ白になると言われています。その瞬間のマシンコントロールが勝敗をわけることになりかねません。

現地で観戦するためのチケットの買い方

モナコで開催されるF1グランプリは約20万人もの観客で賑わう格式高いレースです。狭い市街地を駆け抜けるF1マシンの迫力は実際に見たいと憧れる人も多いでしょう。観戦するためのチケットの相場はどれくらいになるのでしょうか。一般的なレースチケットと同様に観戦エリアによってチケットの金額に差がでてきます。開催される3日間の通しのチケットは、一番高い所では日本円で21万以上にもなります。最も安いスタンド席でも9万円ほどです。世界中から観戦しに集まるため金額は高く、現地で見るにはハードルが高いです。しかし、お手軽に観戦できるチケットもあります。公式セッションは行われませんが、計2回のフリー走行を行う日の単日券であれば1万円ほどで購入できます。予選や決勝を見ることはできませんが、F1の迫力はとても近い所で感じることができます。

2018年9月25日